駅弁FC  娘。

いつもの何気ないゲームコーナー。
娘。達と過ごすダラダラとした休日。しかし、今回の放送の裏に
われらコンコンオタが、随分と長い間苛まれてきたあの出来事に関する
大きな謎が隠されていようとは誰一人として予想だにしなかったであろう。


今回のゲーム「駅弁ゲットクイズ」。
実はこのクイズ形式そのものに、「謎の所在」は隠されていた。
娘達がサイコロを振って、出た目の駅の駅弁をかけてクイズに答える。
「電車での日本周回」と「鈍行の旅」。
この二つのキーワードが導き出す謎の所在が
鉄道唱歌」であることは明白だった。
諸君は私が唐突に「鉄道唱歌」を取り上げたことに驚いているかもしれないが
これを導くのに私は1分とかかっていない。
なぜなら陰惨な歴史が童謡に隠される例はさほど珍しくないからだ。
あの出来事を忘れられないコンコンオタたる私にとって
これを見抜くのはさほど難しいことではなかった。


それでは、「鉄道唱歌」中のどこに謎は隠されているのか。
東海道、山陽九州、奥州磐城、北陸、関西参宮南海、私が知るだけでも
五集三百三十四番にわたって綿々と駅名を列挙するこの歌の中のどこかに
それはあるはずなのだが、隅から隅までやれば
途方もない時間だけを浪費してしまう。そこで私は発想を転換し、
三百三十四番中の何番に「謎」があるかは
番組中にヒントが示されているはずだという仮定法の元に問題の解析を始めた。
様々に提示される停車駅を消去法も含めて検証した結果、
意外に早く答えにたどり着いたわけであるが、
その答えはまさにコンコンが我々に与えてくれたといっていい。
彼女が番組中使用した小道具の「鬼」と「ピンク玉」から
「鬼ヶ島」「吉備団子」という解答を得られたのである。


  播磨すぐれば燒物の
  名に聞く備前の岡山に
  これも名物吉備團子
  津山へ行くは乘かへよ


さて、これが鉄道唱歌第二集十番「岡山」のくだりであるが
もちろんこのまま眺めていたところでは一向に埒が明かない。
軍用も含め私が知りうる限りの解析法をコンコンのために試みる必要があった。
何通りもある解析のうち最も説得性のあったのは意外かなあの方法であった。


まず一行目をローマ字によって表記する。
「harima  sugureba  yakimonono」
これを入れ替えるとなんと、
「humbarge」「nono」「suri」の三文字が浮かび上がってくるではないか。
「ハンバーグ」を「のの」が「スる」。
思い出したくない、あの悪夢がよみがえってくる。
しかし私はここまで謎を解いて愕然とせざるを得なかった。
モー娘。始まって以来の、
ありえない、ありえない新事実がはっきりと眼前に示されてしまったのである。
それはおそらく、この事件に関与するもう一人の人物の名前であろう。
残ったアルファベットを任意に並べて浮かび上がったのは
「okayama」そして残念なことに・・・・・「ai」であった。


この「ai」が加護であるのか、高橋であるのか、どちらであったとしても
この場でそれについて言及することは避けておくことにする。
なぜなら加護は現在謹慎中の身であり既に罪に服している人間だし、
高橋は現在、曲がりないにもミュージカルの主役と言う重責を担っていて
「ai」が高橋でなかった場合のリスクを考えるとあまり効率が良くないからだ。
しかし、「ai」が俗に言うこの「ハンバーグ事件」に連座したことは間違いない。
詞中二行目三行目は場所を導くヒントとなっており、唯一無関係に見える
四行目で同様の作業をしてみると
「tsuyamae  ikuha  norikaeyo」
「natsumi  rika  kao」
と、コンコンをいじめる側に立った者たちの名が浮かび上がってくる。
彼女らについてはTVからも窺い知れるほどに
あからさまな反コンコンの態度をとっていたわけだから
鉄道唱歌第二集十番「岡山」のくだりがハンバーグ事件の
首謀者及び実行犯たちを予言していたという事実は否定しようがなかろう。


歴史的事実は、時に権力者の恣意により捻じ曲げられ、闇に葬られるものだ。
しかし、民衆の中で口ずさまれる歌謡は記録以上に記憶に残り
また幾年月、色あせることがない。我々コンコンオタは正しい史観を口ずさみ
歌によって後世に残して行こうではないか。
なぜなら、誰よりも歌を愛する、誇り高きコンコンの、誇り高きオタだからである。
優良種たる我らこそ全オタの模範と成り得るのである!!
ジーク!!コンコン!!