なんちゅう恋

コンサの興奮が冷め遣らんうちにDVDが来たのよ。んで鑑賞したんだが
スッペシャルのときとはうって変わって素晴らしいできのDVDだったな。
本作も勿論だがこのダンスバージョンというのがいい。
今までは単なる値段あわせで、どーでもいい蛇足的な代物ばかりだったが
初めておまけバージョンだけでも楽しめる出来になってるといえないか。


何でこんなにいいと思ったのか考えたんだけど、決定的なのは
「中学生とパラパラ」この組み合わせだと思う。
浮世のけだるさとか、めんどくささとか梅雨のジメジメ感とか
そういうやる気なさが踊りの中に凝縮されるのだ。
いや、踊ってる本人たちは頑張って真剣に踊っているのよ。
でも「パラパラ」ここがすでにやる気ないわけで
桃ちゃんはかわいく、雅ちゃんは綺麗に踊っているのに
「パラパラ」「舞波」ここだけがなんともいえない
けだるさというか適当さを醸し出しているのだ。
俺もあんま必死なほうではないからきっと好感が持てるのだろう。


中学生に限らんが、これでもかというくらい何かに必死な時期ってあるよね。
一生懸命なベリーズたちが、ある意味対極にあるパラパラ一生懸命踊り
結果としてやる気ない世代がやる気のなさを刺激されるという、
二重螺旋的な構造がこの一曲に集約されているんではないかと
考えてみたりみなかったりしたわけよ。俺もこの曲振りコピしようかな。
でもめんどくさいからやっぱやめた。