美貴ちゃん&紺プリさん〜広尾にやってきた!!

エブリディエブリナイト寒い中で
エブリディエブリナイ頑張ってるかね!!労働者諸君〜!!オイ!!


皆さんこんばんは、いつも資本家こと紺プリさんです。
それではレポートというか、藤本美貴ちゃんについて書きます。〜


藤本美貴は攻撃的なヴォーカルとスピード感で
ファンを虜囚と化す歌い手である。
ハロプロ内でも彼女は、ロックヴォーカリストの最左派に位置するといえよう。
その藤本がディナーショウというこれまた胡散臭い現場で
いかように自己を表現しうるかが、今回の最大の関心事であった。
いつものように不機嫌な顔で入場してきた藤本と
思いもかけず生バンドによる演奏、気合の入ったアレンジも相俟って
会場のボルテージは嫌が応にも高まっていった。


藤本美貴最大のヒット曲「ロマンティック浮かれモード」に始まり
「シャイニング」「幼馴染」「Shall we love」・・・綺羅星の如き名曲達。
齢20歳を数えた大人の藤本をジャズ&ヴォサノバで彩るか。
若干メキシカンの色も入っている模様。ここまでは予想通りである。


しかし事件は起こった。「満月」で藤本が歌詞を忘れてしまったのである。
彼女は悪びれずにわびていたが、普段絶対に起こらないこの出来事に
私はのたうち回って喜んでいた。そう彼女は緊張していたのである。
考えてみれば自分の持ち歌でない曲を含め10曲余りを
口パクなしソロで歌うのは彼女にとって実に3年ぶり、
(否、初めてであったかもしれない。)間違えないほうがおかしいのだ。
しかしこの出来事が藤本とオタを熱くさせた。
次曲「大阪恋の歌」を完璧に歌った藤本、そして運命の「ボーイフレンド」


何と藤本はここでまたしても曲を中断し、仕切り直しをするのである。
私が何も気づかないほどうまく歌っていたのに、どこも間違ってないのに
彼女は曲を止めてしまった。  曲止めました。


一瞬意表を突かれたオタ奴隷どもであったが、
拍手喝采の中、彼女は最初からボーイフレンドを歌い直す。
オタがわかっていなくとも、自分が納得できない仕事はしたくない。
それが強烈な藤本美貴の自我であり、プロ魂であったのだろう。
ここからはもはや完全にロックだった。
ディナーショウ、ボーイフレンドというある意味
ロックと最も縁遠い二つの要素を、最終曲にして完全にロック化した。
私はここにソロ・藤本美貴の復活を見た。


〜非常に衝撃的なステージだったので握手のとき
「今日は美貴ちゃんだけだったのでとても楽しかったです。」というつもりが
「最高のボーイフレンドでした。」といってしまいました。
でも後悔はしていません。これは紛うことなき真実なのです。
今日だけ美貴ちゃんは「モー娘。」メンバーではなくソロだったのです。
このイベントに参加したものとして
全ての美貴ちゃんオタにこのことをわかってほしいです。