スクープ写真とその実像

フライデーに掲載されている記事を実際にご覧になったであろうか。
帽子を目深に被りかなりの遠距離から撮ったと思われる写真。
これが本件の決定打とされたわけだが、決定打というには
本人達の顔がぼやけすぎているような気がする。
実際に彼女の家、乃至、男方の家を知ってる人が周囲の景観から
ああ確かに藤本かもしれない、と思うことはあるかも知れないが、
それ以外の第三者を納得させるに十分な写真とは決して言えない。
もしも本当に世間の望むようなスキャンダルがスクープ出来たなら
なぜもっとはっきりと、誰が見ても否定できない、
顔のはっきり映った写真を出さないのか、否、出せないのか。
日本のマスコミカメラマンはデジタルカメラの氾濫する、この
最先端社会においてピンボケ写真しか取れない愚か者なのか。


どうも本件はスクープというには出てきたものがお粗末過ぎる。
スクープというには程遠い、まるで「こうなったらいいのにな」
というような希望的観測をそのまま掲載し、
三流ピンボケカメラマンしか雇用できない雑誌社の内部矛盾のみを、
自ら露呈するが如き愚かしい行為を行ったかに見えるのである。