地下の精神

こんばんわ。駿河の暁将いつも紺プリでござる。
インチキブログを書きます。



youtubeの動画で地下関係の動画を見あさってたんだが
地下には全く関係なく引っかかったのがこの動画



たま「おやすみいのしし」
http://www.youtube.com/watch?v=OpD5_mBkMHI

 

狼で見たことあったかもしれん
たまはちょっと見だと基地外っぽいけど
基地外と天才は紙一重というやつのギリギリ天才側だと思う。
動画見てくれたら早いと思うがNYの小さなライブ会場で
日本語で歌っててここまで喝采受けるのないんではないか
単調な楽曲に見せかけてヴォーカル
ベースの芸が極めて細かく聞いてる者を飽きさせないし、
ランニング太鼓もトチ狂った動きや奇声あげてるように見えて
楽曲との調和がきちんと取れている。
歌詞は日本人が聞いたらブラックだけど練りこまれてるな。
意識してかしてないのかわからないが
都会では〜自殺者の体が〜朝露に濡れる
鳥居の下で〜自殺者の体中〜デンデンムシ這う
この対比は痛烈だ。
発見が早い都会の死体はアスファルトの中で
ともすれば生前の故人が美化されながら弔われることすらある
田舎の死体は発見が遅く山林の中で
蛆がわくままに朽ちていくことすらある
同じ一個の死、しかも自殺という死に方にも
認められるものと人目にも触れぬものがあり、
業績にも認められて石として残るものと、人目に触れぬものがある。
天才ならではの苦悩が叫びとして歌になってる。



考えてみるとこの国には
努力や才能の量に比例せず地位を得ているもののなんと多いことか
そうした連中がまじめに努力しようとするものの頭を押さえつけ
なんとも報われない、正当な評価を下さない、
やる気の出ないニートだらけの世の中を作り出していることか。
アンダーグラウンドに才能がとどまったまま
人目に触れる地上の文化がどんどん下衆になっていることを
肌で感じるているものは叫ばずにいられないはずだ。
それこそが地下ヲタを心底から突き動かす地下の精神なのである。