やる気のないミキティ

konpri2005-07-14

カッパ踊りはブギウギ 陽気にたのしく
水玉飛ばして踊れよ どんと飛び込め浮き上がれ
しぶきはパチャパチャパチャパチャ  キャ
カッパブギウギ  (キャ!) ←紺野
さあカッパは若いよ
カッパブギウギ  (ギャー!)←道重


笑った。よくぞここまでやったアップフロント
あの踊りをNHK大ホールで、たくさんの観客の前で、国営放送で、
ここまで見事に表現し尽くせるアーティストは今の日本には
モーニング娘。しかいないと断言できる。


いいか、おまえらミキティの気持ちになって考えてみろ。
2003年にはブギートレインやってたんだぞミキティは。
それがなんだ、2年後にはカッパ踊りか!ふざけるな!!
「こんな恥ずかしい踊りを美貴が笑顔で踊るわけねえだろ!!」
つんくコロス!!」と思っていたのだ。そして顔面は引きつっていた。
だからほとんど映らなかったのだ。うつせよ!チキン国営放送め!!


次に道重の気持ちになって考えてみろ。
ピンクのフリフリの衣装を着て名だたるゲストたちとNHK大ホールだ
しかも自分はオオトリの最も重要な部分「ギャー!!」を任されている。
「私ってかわいい、全国にかわいい私が映るんだわ」と思ってるに
違いないのだ。それでハリキッてギャーだ、ある意味天才だ。


最後にれいなだ。れいなは処女だから気づかなかった。
恥かしい踊りが全国に放送されてしまっていることに。
この踊りが恥かしいことにすら気付かなかったのだ。いつもどおり、
「今日の仕事は緊張するたいね。失敗するといかんと。練習しとくっちゃ」
踊りに集中した結果、超キャワワな処女カッパ踊りが完成したのだった。
れいにゃキャワいいよれいにゃ、ハァハァ


古人曰く、喜劇とは客観的な悲劇の謂いであると。
ミキティが振りの馬鹿馬鹿しさに煮えきらぬ憤りを感じるのも
道重が自分の愚かさに気付かぬのも
れいにゃが処女丸出しなのも悲劇、また悲劇。
しかし我らモーヲタがこれを一歩引いた客観的な視野で
鑑賞したときに、底知れぬ喜劇として認識できるのだ。
腐れ果てたこの時代の喜劇モーニング娘。
香港で彼女らにまみえるのが楽しみである。