後藤真希論

本ブログは開設して已に丸二年を迎えたが、思い返せばその内容は
推しメンたる田中、藤本、紺野、道重を中心に書き起こした記事が大半を占める。
しかし推しメンでありながらかの後藤に関して我輩は
執筆を決意することはままあったものの、そのたびに断念し続けてきた。
市井の魂を最も熱く受け取っている筈の、世間に最も認知されてゐる筈の、
この娘の存在を、なお十分に掴みきる自信がなかったからである。
此の度「ガラスのパンプス」発表に至って、朧げながらに見えてきた
後藤真希という存在をなんとか文葉に託せれば幸いと、
満を持してここに記すことを決意した次第である。


考えてみれば、最も早い時期からソロ活動を始めたものの、
後藤のセールスの方向性は常に二転三転してきたと言えまいか。
手を握って歩きたい」に代表される低年齢層を意識した方向性
スクランブル」に見られる正統派アイドルとしての方向性
「原色ギャル」の如き元気さやノリ重視の方向性
これらはあまりにまちまちすぎて一本の線で結ぶことができない上に
セールスの時期を見ても配置がばらけ過ぎてしまっている。
売れていた頃の松浦などに比して後藤のビジョンは明確に見えてこないのだ。
松浦の方向性はハッキリしていた。
「トロピカ〜ル恋して〜る」「桃色片思い」「いえーいメッチャホリデー」
これらに共通するキーワードは「浮かれ過ぎ」
見ているこちらが疑問視したくなるほどのはしゃぎ様にある。
間に「LOVE涙色」など正統派ソングを挿し挟んでいるものの
極めて短期間の間に連続してリリースされたために
これら楽曲のラインナップは松浦と言うアイドルの方向性を
世に示すに十分であった。


線で売った松浦に対して後藤の楽曲は点で売っている感を否めない。
期間が空いている上に統一感もないから、
戦略性も無くできた歌をその場でバラバラに歌ってる感じだ。
従って確固たるイメージが定着しない。「モー娘。の後藤」といえば
浮かぶのは「モー娘。」のイメージであり
「ソロの後藤」の色を伝えていないのだ。
ハロヲタの私でさえも「後藤の色はどんな色?」と尋ねられたら
「イエース、イッツゴーマッキングゴールド」
などとわけの判らんことを口走るものの
内実を伝えきれるかと言えばそれは怪しい。
冒頭で述べた通り後藤のことをよく知らないのだ。


さて、このように戦略性の無いセールスの中で方向性を見失ってしまった
後藤に対し、プロデューサーつんくは最近一定の言葉で
彼女を語るようになってきている。


つんく「もはや、いるだけでエロいオーラがでている。」
モーニング娘。×つんく♂2より抜粋)


処女捉まえてなんてことをいうのかと当初憤りを感じたものの
こないだ写真集見たとき翻意した。確かにエロいオーラ出てるわ、てかエロいわ
いや昔からエロいことはわかってたんよ、
でも前まで健康的なエロだったのそれが
なんというか最近はもはや異質なもの。
娼婦と見まごうほどのいやらしさを備えてきた
ひょっとするとここに来て改めてこういった路線で始めるってことかも知れんねと
ちょっとは思ってたんだけどさー
何ですかこのパンプスたんは。
幸田がエロかっこいい路線で売ったからそれでもいいやと思ったのかつんく
ほんとうはしょまちゃんはえろきゃわいいがよかったんだけどなー
まあでもえろいのいっぱいみれたほうがいっか、
とにかくしょまたんのえろいPVをこれからもいっぱいだしてください
よろしくおねがいします