道重さゆみ論

本ブログでは長きにわたって道重さゆみに対しての警戒を呼びかけてきた。
加入当初からの「かわいい」の連発、亀井コーナーの乗っ取り、
6期間のパワーバランス調整など、さゆみの関わる全ては
自ずからそうなっているのではなく、彼女の恣意により操作されていると。
今回のアルバムで「レインボーピンク」がロールアウトされるに至り
はからずもさゆみのピンクならざる黒き野望が、達成に一歩近づいたように思う。


「さゆみの狙うものは何か」それはそのまま「アイドルとは何か」という問いに
直結するように思える。現在、ハロ非ハロ問わず、活躍しているアイドルと言って
諸君等は真っ先に誰を思い浮かべるであろうか。
TV露出、知名度、時代の先駆的な意味合いを兼ねて
私は小倉優子を例に取りたい。


小倉優子といえば
コリン星からやって来たと言う意味不明なフレーズが印象深いが、
フレーズだけでなく、その電波な発言やブリッコを超越したキャラクターは
すっかりお茶の間に浸透しているといえる。
少なくともハロメンよりは知名度があろう。
しかし冷静に考えてみたまえ。この小倉優子のキャラは
どう考えても万人受けしないではないか。にもかかわらず、
非難の声もあまり聞かれないのはなぜか。
それはこの意味不明なキャラ作りが、小倉優子の持つ、
ある属性を中和することに成功しているからだと私は考えている。
そもそも小倉優子の出自はグラビアであり、
その悩ましいボディとカメラアングルを巧みに利用したエロスの現出で男性陣を
虜にしてきた。こういうアイドルを女性はひどく嫌う傾向がある。
(女性には同性の性的アピールを抑止しようとする本能のようなものがある)
この潜在的なアンチ勢力となり得る女性客に対して、
小倉は対策を練る必要があった。
つまりこうだ、
電波を装って無害であると見せかけることによって、女性客を黙らせる。
男性は全員ゆうこりんの味方であるわけだから女性客を黙らせさえすれば、
絶対的な数としては全人口の半数がゆうこりんの味方となる。
このような計算式を確立したのだ。


このゆうこりんタイプの商業戦略はモー娘。内ではさゆみにだけ適用が可能だ。
つまりさゆみはかわいい。
よって女性の分けの分からん反感を買ってしまうので
敢えてかわいいを連発したり馬鹿な歌をヘタクソに歌ったりしてごまかす。
その第一段がレインボーピンクなのではないかというのが私の危惧なのである。
もしこの戦略が当たれば、さゆみがゆうこりん並にバカ売れする
可能性がないとは言い切れない。さゆみおそるべし。
女性に嫌われないコンコンや、
実力がありすぎてマジで嫌われてしまうれいなや藤本を
一発で出し抜くそんな可能性を持っているようで心中穏やかではない。
これを書いている間も筆者はさゆみんかわいいを繰り返しているわけだが
決して流れたと言うわけではない。皆も注意しよう。