ゲーセンで。

O君たちとゲーセンに逝った。ジュークボックス
みたいなのにピリリと逝こうが入ってたので
当然のことながらかけてみると、思いもよらぬ
大音量と言うか、このゲーセンのシステムらしく
店内全部のBGMがピリリになってしまった。
何の罪もない人々に半ば強制的にキッズの威光を
示せるという画期的なシステムに戸惑いつつも
私はだんだんいい気分になっていた。


この良曲により、O君は自機を撃墜されたらしく、
ウーロン茶を飲みながら雅に乾杯していた私の所に来た。
O君はジュークボックスで店内のBGMを換えられると
知ると、Wの故意のバカンスを躊躇なくかけると
言い出した。私は必死で止めたが、彼は聞き入れる
はずもなく、店内に恥ずかしいBGMが鳴り響いた。
この行為が後に悲劇を生むこととなる。


O君がPVを見終わるまで私はしょうがなく
付き合っていたが、ふと気付くとジュークボックスの
周りには私たちだけでなくパツキンの少年がふたり
ボックスの空くのを待っている風であった。
本当は中島美嘉も聞きたかったが、それほど
推してもいないので若者に譲り、
我々はメダルコーナーに友人を探しに逝った
わけであるが、その後、店内に流れたのは
イエローキャブの何とかという歌であった。


そう、パツキンの少年二人は我々がハロー支持者と
いうことを知って、ここぞとばかりにフットサルでの
恨みを晴らすため、一曲しかないキャブソングを
ぶつけてきたのである。この行為に私は少々腹を立てたが、
文句を言うのも大人気ないので、黙って聞いていた。


このように日常の中でもハロー派とキャブ派は犬猿
間柄であるわけだから、フットサルのような勝負の場では
もっとピリピリとした空気であったのだろう。
そんな中で相手を潰さんばかりの勢いでチャージをかませる
美貴様はやはりすばらしいと思った。
まさにピリリと逝こう、と言ったところか。